古伊万里に魅せられ、磁器を中心に二十数年骨董収集しています。
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2023年4月9日日曜日

黒釉扁壺

 

朝鮮の陶工達が持つ焼き物に対する天性の美意識。無作為の美。
この無造作の美意識はこの国の風土が育んだものなのか。
黒釉ならではの落ち着いた深い色にして優しい色合いながら、
どこかに寂しさが漂っている。これを眺めていると、
その鈍いつやの向うにある淋しさが見えてくるようで、
これもまた大いなる魅力の偏壺です。

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