これは2006年1月に入手した5寸皿の藍九谷。力強い筆致や染付の濃淡が印象的です。初期伊万里の末期に造られた藍九谷の特徴は、絵付けが格段に巧くなり、濃い濃(だ)み・薄い濃みの描き分けでき、染付の発色が安定したこと等ですが、この芥子(けし)文皿はそれら藍九谷の特徴が正に際立つ一品です。高台内には二重角福の銘があります。
コメントを投稿
0 件のコメント:
コメントを投稿