古伊万里に魅せられ、磁器を中心に二十数年骨董収集しています。
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2008年12月24日水曜日

古染付・・・古染付羅漢図皿




























これは明末(17世紀前半)景徳鎮の民窯によって焼かれた「古染付」という
特に日本人に好まれ続けている中国磁器です。
大阪阪急百貨店本店の骨董街に出店している「瀧川峰晴堂」で買い求めたもの。
この瀧川峰晴堂は、東京でいえば「壺中居」に匹敵する関西屈指の古美術店で
本店は老松町にあり、大阪在住中は「アート啓」や「多田泉石堂」に顔出しの都度、
ウインドウ越しに優品揃いのその店内を眺めてはいたのですが、分不相応な
世界の値段と敷居の高さとで店内に足を踏み入れることが出来ませんでした。
その後の転勤で千葉の自宅に戻り、大阪の骨董巡りからは遠ざかっていたのです
が、2002年5月大阪出張があった折、老松町の行きつけのお店や阪急百貨店の
骨董街を懐かしく歩いていた時にこの古染付に出会いました。
伸び伸びとした羅漢さんと優しく微笑んでいるその眼差しにすっかり魅了され、
また、息子が氷河期の中、無事に就職できたという安堵感も手伝って、思い切って
店内に入り、意を決して買い求めたものです。

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