
一番お気に入りのそば猪口がこれ。
1989年1月7日、老松町の「アート啓」で出会いました。 ご主人の古布の趣味が
高じて始められたお店ですが、古伊万里も扱っており、その道の愛好家には
ちょっと知られた存在。 骨董を始めた直後からこの店に頻繁に顔を出しては、
ご主人とお馴染みさん達との骨董談義に耳をそば立て、 古伊万里の知識と
若干の眼力を身に付けていくうちに、私の目に留まったのが
この「井桁菊文印判手高台付」。
初期伊万里のそば猪口で愛好家にとっては垂涎の一品。 お馴染みさんたちに
遅れを取ってはならじと素早く入手。人から人へ大切に受け継がれて私の手元に
あるこの猪口を、観れば観るほど、触れば触るほど、その魅力は増すばかり。
20年を経た今もなお、私の心を惹きつけて止みません。
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