

これは古伊万里の紅皿。
江戸時代の女性がこれに紅を入れ化粧に愛用していたもの。 川にもみじが
描かれており、この図柄を「竜田川」という。
小倉百人一首の中の
「嵐吹く三室の山のもみじ葉は竜田の川の錦なりけり」 から由来。
以上は、これを買い求めたお店のご主人からご説明いただいたもの。
このご主人、前述の「アート啓」の女主人のお父上で、同店の一角に間借りして
お店を開いているのですが、客は居らず暗い店内でいつも一人ぼっち。
そのご主人のその店で目に留まったのがこの紅皿で、説明を聴きながら、これを
大切に愛用していた当時の人の想いと、地肌の美しさとに惹かれ入手したもの。
入手した当時の思い出と共に、これも私のコレクションに欠かすことの出来ない
一品です。
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