古伊万里に魅せられ、磁器を中心に二十数年骨董収集しています。
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2008年12月20日土曜日

のぞき・・・古伊万里色絵筒型猪口














2回目となる大阪赴任中に買い求めたのがこの2つの色絵猪口。
この時は単身赴任で尼崎の単身寮での生活が2年半。
1回目の赴任時と同様、この間、週に1度は大阪老松町の「アート啓」や
「多田泉石堂」に顔を出していた時、「多田泉石堂」に陳列してあったのが
これらの猪口。

左は1994年2月に取得したもの。草花を全面に丁寧に描き、見込みには
五弁花文の押印、高台底には富貴長春の銘、があります。江戸後期の
古伊万里で、職人のもの作りに対する強い思い入れが偲ばれる作品です。
取得して1年後、阪神・淡路大震災に見舞われ、尼崎の私の単身部屋も
備付けの棚にあったLPレコードが全て床に散乱する状態になりましたが、
幸い、この猪口は自宅に置いていたため、災難を免れた次第。
一方、右の猪口は震災後1年が経過した1996年1月に手に入れたもので、
教会のステンドガラスを思わせる西欧風の絵柄が魅力。これも江戸後期の
古伊万里ですが、左の猪口より少し新しいものです。
いずれも、単身赴任時の思い出とともに、私にとって大切な骨董たちです。

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