古伊万里に魅せられ、磁器を中心に二十数年骨董収集しています。
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2011年8月23日火曜日

そば猪口・・・桐散し文印判手そば猪口















これは1990年12月に東京中野の古美術店で出会った印判手そば猪口。
桐の文様を、先ずは線の部分を型紙摺で表し、その後、葉の部分を
濃(ダミ)筆で塗り潰すという方法で描いています。
この技法は18世紀前半に盛んに有田で用いられています。
高台には「大明年製」の銘が手書され、口縁を少し反らせた器体は
透き通るように薄手で、小品ながら上手物としての技を見せてくれています。

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