
これは16世紀中国明の景徳鎮民窯で作られた食籠。
前掲と同じく吉祥文様である8つの算木と19羽もの鶴などで
器全体を所狭しと埋め尽くしています。高さ14.0㎝、径28.5㎝あります。
算木とは、古来中国の占いである易や計算に使われた木片のことですが、
木片の中央にみぞがついた面は二つの線、みぞのない面は一直線を表し、
これを3本ずつ組み合わせることで8種類のパターンを作り、
このパターンを八卦(はっけ)と呼び、天地火水などを表現したものです。
これら吉祥文様を明ブルーが温かく包み込み、見事な調和を見せています。
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