古伊万里に魅せられ、磁器を中心に二十数年骨董収集しています。
当ブログをご覧いただき有難うございます。 ご意見やご感想などをお寄せ頂ければ幸いです。



2011年7月5日火曜日

古染付・・・明染付羅漢諸子文四方合子




















東急東横線の「白楽」で出会い、1997年10月に入手した
明末景徳鎮の民窯で焼かれた染付磁器です。(11㎝×17㎝)
それまでにない大枚を叩いて入手したものですが、
この器の魅力は何と言っても優れた絵付けにあります。
工人の手馴れた筆裁きと、その図柄の想像を掻き立てる物語性と
(炊かれているお香を中心に、長生の象徴である鹿を従えた羅漢さんが、
4人の諸子を相手に何事かを諭している?)、その呉須の発色の良さなどなど。
更には、蓋の優れた絵付けに対し側面に描かれた牡丹図等の余りの拙さも、
分業による大量生産の民窯ならではの味わいと勝手に思っている次第です。

0 件のコメント: