古伊万里に魅せられ、磁器を中心に二十数年骨董収集しています。
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2011年9月24日土曜日

初期そば猪口・・・菊花文印判手高台付そば猪口















出会ったのは我孫子に1年前にオープンした「ギャラリー翠」。
在山形旧家のコレクターが長く所蔵していたものとのこと。
もの静かで控えめながら、前述の初期そば猪口の魅力を十分に備えた逸品です。
骨董を収集し始めたのが23年前の大阪。バイクに乗り始めた頃でもあり、
当時の心境を慮るに、浮世の雑事を少しでも忘れんがため、非日常的な世界に
足を踏み入れたのかもしれません。
骨董との最初の出会いが古伊万里そば猪口(葡萄文の江戸中期そば猪口1300円也)。
以来、そば猪口の魅力に取り付かれ、今日に至っている次第です。
今でも、そば猪口達を観るにつけ触れるにつけ、仕事での疲れが癒されます。

2011年9月2日金曜日

初期そば猪口・・・枠絵連木竹文そば猪口















これは1995年12月に大阪老松町で入手したそば猪口。
初期そば猪口の魅力を満載した一寸大振り(高さ5.8cm)の一品です。
魅力その1:底が肉厚(約1 cm!)で、手取りがずしりと重い
魅力その2:良質の磁石が使われているため、描かれた絵が素地を通して
くっきり見えるほどに透明度が高い
魅力その3:磁肌はとろりとして青味がかり、底光りした光沢をみせている
魅力その4:呉須の落ち着いた色合いと発色の美しさ
魅力その5:衒いや気取りのない素朴かつ健康的な絵付けの風情
これら魅力を存分に備えた、
まさに「平凡の中の非凡な輝き」を見せてくれる一品です。