
出会ったのは我孫子に1年前にオープンした「ギャラリー翠」。
在山形旧家のコレクターが長く所蔵していたものとのこと。
もの静かで控えめながら、前述の初期そば猪口の魅力を十分に備えた逸品です。
骨董を収集し始めたのが23年前の大阪。バイクに乗り始めた頃でもあり、
当時の心境を慮るに、浮世の雑事を少しでも忘れんがため、非日常的な世界に
足を踏み入れたのかもしれません。
骨董との最初の出会いが古伊万里そば猪口(葡萄文の江戸中期そば猪口1300円也)。
以来、そば猪口の魅力に取り付かれ、今日に至っている次第です。
今でも、そば猪口達を観るにつけ触れるにつけ、仕事での疲れが癒されます。